大阪・関西万博 2025 カタール館Jun . 03 . 2025

LPAは、現在開催中の大阪・関西万博2025のカタール館の外観、外構、展示の照明を担当しました。
カタールの伝統的なダウボート(木造船)をイメージした建築の外観照明は、「風をはらんだ帆」「イスラムを感じさせる連続アーチ」「水に映る風景」をコンセプトに、膜材と木造ボックスを立体的に照らし出しています。

海岸沿いに産業・文化が築かれてきたカタール。展示は「From the Coastline, We Progress」というテーマで構成されています。
展示では、素材にこだわり光壁や光天井などを用ながら、動線に沿ったシークエンシャルな照明計画を行いました。
メイン展示室は、海の中にいるような幾色ものブルーのカーテンに囲まれ、中央の大きなくさび型オブジェには12の海洋拠点の産業・遺跡・生態系などが、湾曲する発光パネルパノラマによって紹介されています。

■建築
設計：隈研吾建築都市設計事務所
施工：前田建設工業
■展示
デザイン：AMO
施工：乃村工藝社